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5-years [その他]

今日は大晦日。
2010年もあとわずかとなりました。

私はただいま日本は京都、宮津湾が一望できる某旅館で紅白観戦中。
こちらは朝から大雪で、今もしんしんと降り積もってます。
久々に雪の中をドライブしてやや疲れました。

今年も色々な事がありましたね。
特に12月。

まず、毎年恒例となったシンガポールマラソンに参加しました。

Marathon 2010.jpg

今年こそは最後まで歩かず、本当の「完走」を目指しましたが
やはりダメでしたね~。33Km過ぎでついに歩いてしまいました。
でも、走ることはエンジョイできましたよ。

レース途中、どう見ても60歳は過ぎているであろう初老の男性が、
若い盲目の男性と手を紐で結んで走っていたのが強烈に印象に残りました。
普通に走っても大変なところを片手を結んだまま、しかも他の人に
ぶつからないよう「次は右、左」と始終声を掛けながら走っておられるのです。
親子なんでしょうか、とにかく愛情がなければ出来ない技です。
またこれが速いこと。結構なペースです。

あんなのを見てしまうと、もっと頑張らねばと思いますね。

そしてもう一つの年末恒例行事、GFAのクリスマスパーティー。
新メンバーを迎え、Mバンドが復活を果たしました。

GFA Xmas 2010.JPG

実は私がリハに参加できたのは当日という、いつもながらの急造で臨んだ
のですが、オーディエンスに恵まれ気持ちよく演奏させてもらいました。
個人的には今までで一番歌うことを楽しめましたね。
200名の人の前で演奏させてもらえるのは本当に有難い事です。
バンドの皆さん、いつもサポートいただくGFAの皆さん、ありがとうございました!

ところで、この年末で来星丸5年がたちました。
本当にあっという間でしたが、周囲に支えられて全力投球出来たと思います。
シンガポールという素晴らしい国、ここで出会った全ての方々、いつも支えて
くれる家族、そして日本で一人頑張り通してくれた今年80歳になる母に心から
感謝しつつ、2010年を終えたいと思います。

来年も良い年になるよう、感謝と、愛と、笑いを忘れずに頑張ります。

う~ん、iPodでの更新はやっぱりしんどい。
Happy New Year!


英語でしゃべらナイト [旅行]

fuji-kawaguchi.JPG

いやあ、あれよあれよという間に11月も後半。イベント多し!

11月の初旬に我社は社員旅行に行ってきました。
今回の行く先はなんと「日本」!
2年分の予算を使って70名で行く大ツアーです。

今回ツアー幹事は逃れたものの、旅館で「ザ・日本の宴会」をローカル社員に
味合わせたいとの社長の強い要請を受け、宴会幹事にはきっちり組み込まれて
しまいました。しかも70名の座敷宴会の司会を英語でせよとの事。

えええ~!?
これまでに司会は何度かやらせてもらった事がありますが、さすがに英語では
初めて。大丈夫か?


まあ、、、何とかなるやろ。




・・・いやアカンがな!
こんなに憂鬱だった旅の往路はありません。
日本に着いてから「英語のジョーク集」をちらと立ち読みなどしてみましたが
全く笑えず、ここは覚悟を決めていつも通りぶっつけ本番で臨む事にしました。

かくして川口湖畔の富士山が見える旅館へ到着。
社長の「全員浴衣着用」の厳命を受け、慣れない浴衣に見を包んだ社員達が
宴会場へと集まってきました。
70名も集まると、さながら巨人軍の納会のよう。

そして、、、、
分かりやすいゲームなどを仕込んでもらっていた事もあり、2時間の司会を何とか
乗り切りました。まあまあ、ローカル社員達も喜んでくれてたかな?

それにしても、5年前来星した時には英語がまったく話せず、歓迎パーティでしどろ
もどろで挨拶した事を思えば、多少は成長したと言えるでしょう。
やる前は相当憂鬱でしたが、思い切ってチャレンジして良かった。
何事も成せば成るもんです。
この旅行を境に、ローカル社員との距離がやや縮まったかも・・・?

写真は生まれて初めて山梨県側から見た富士山。
幸い好天に恵まれ最高にきれいでした。


SIMPLY RED! [オンガク]

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先日、行ってきました「Simply Red」の解散ツアーコンサート!
このツアーを最後に、彼らは25年の活動についに終止符を打ちます。

ここシンガポールにも来ると知り、即チケットを購入。
大好きなヴォーカリストの一人、ミック・ハックネルが自宅から歩いて僅か5分の場所で
歌うとあっては、行かないという選択肢は有り得ません。
これだけはどうしても良い席(でも高い)で観たかったので、周囲を無理強いする訳にも
ゆかず、一人で行ってきました。

客層は9割がEuropean系らしき人たち、それも35歳以上でしょうか。
最初はビールやワインなどを片手に皆大人な雰囲気で聴いてましたが、中盤からは
みんな通路に出てノリノリ!

ミックの歌はやっぱり素晴らしかった。
よく通る声、広い音域、そして何より情感あるウネリ。
特にMCで煽るわけでもなくヒットナンバーを淡々と歌うのですが、ほとんどイントロで
客を立ち上がらせてしまうのは、ワールドクラスのヒットを飛ばしたバンドだけが成せる
ワザでしょうねえ。

このバンドに、日本人が在籍している事はあまり知られてないようです。
今回もギターはKenji "Jammer" Suzuki (鈴木賢司)。
かつて天才少年と呼ばれた男。
少し以前までは現在スガシカオのツアーメンバーでもあるドラマー、屋敷豪太氏も
参加していました。この人のドラムで聴きたかったな~。東京公演にはゲスト出演
されたみたいですね。
これだけのバンドに二人も日本人が居たなんて、ちょっと誇らしく感じました。

最後はステージに皆揃って、ミックによる恒例(?)の

「Simply Red!」

で幕。120%楽しませてもらいました。
Thanks! Simply Red!


永遠のゼロ [本]

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長らくご無沙汰しておりました。

我が家は毎年お盆前後に会社から一時帰国休暇を貰って日本に帰るのですが、今回は
やや人生のヤマ場も重なり、色んな意味で思い出深い休暇となりました。

ところで、8月には終戦記念日もあって新聞やTVでも戦争に関する話題が多くなりますね。
日本がかつて太平洋戦争を戦った地域に暮らす身となってからは、加害者としての戦争を
考える機会が多くなったのですが、何故か日本が終戦を迎えたこの8月だけは、加害者、
被害者という視点から離れて、遠い異国の地で過酷な戦いに巻き込まれざるを得なくなった
個々の日本人と、銃後の家族に想いについて考えてしまいます。

お盆休みに先祖のお墓参りなんかもするからでしょうか。

既に他界した父方の墓石の裏には、私の叔父はフィリピンで戦死と刻まれています。
昔はそれを見ても特に何も考えなかったのですが、今自分がその地に仕事で行くようになり、
一体叔父がどの戦地に行きどのように亡くなったのか聞きたくても、既に語れる人が周りに
いなくなっている事に改めて気付かされます。
ここ数年はもう読み取る事さえ難しくなりつつあるその文字を見て、まだ若かったはずの
叔父が遠く故郷から離れた地で亡くならねばらなかった心中はどれほどのものだったか、、、
と思わず手を合わせました。

叔父だけでなく、日本中で奥さんや子供を残して戦地に赴いた人、子供を戦地に送った
多くの人々の想いたるや、今の自分に置き換えて見ても、あまりに想像を絶します。
戦争が人間によって人間の人生を破壊してしまうものだ、という事の意味は、家族や子供
を持つ身になってより一層じわりと沁みて来るようになりました。
やはりどんな理由であれ、戦争は絶対に行ってはならない。結局誰も幸せになどなれない。
子供達をそんな時代に向かわせてはならないと固く思ったこの8月でした。

その休暇中に読んだ、「永遠のゼロ」。
小説としても純粋に面白いですが、「8月」を強く考えさせられる1冊でもあります。

サイゴンの夜 [旅行]

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▼やりましたね、日本代表!
世界ランク45位の国が16強入りですから、これは大したものです。
本田選手の無回転FK、かあなり落ちてましたね。
欧州のサッカー専門誌的表現を借りれば、「悪魔のように」宙を切り裂いた、といった所で
しょうか。これを緊張の大舞台で決めるあたり、さすがはガンバJrユース育ち。
彼の無回転キックを研究されている大学の先生がおられますが、インパクトが2cmずれる
だけでボールに回転がかかってしまうそうです。本田選手はその微妙な距離を調整して
蹴っている?

▼ところで昨夜のデンマーク戦はベトナム出張の途中、ホーチミン市内で観戦しました。
シンガポールとは1時間の時差があるので、夜中1:30のスタート。

現地の同僚と二人でハノイから移動し、タンソンニャット空港からまずは夕食へ直行。

最初はよく連れて行ってもらう、美味しい寿司居酒屋「K-CAFE」へ。
途中から大将と一緒に飲みながら、若かりし頃にカルフォルニアで奮闘された頃の武勇伝
を聞かせてもらいました。これが色々面白かったのですが、これはまた別の機会に。

▼すっかり盛り上がり、そこから日本人女性オーナーの方が経営される「Cafe Bar Kesera」へ。
表通りから少し奥まった路地にある、どこか隠れ家的でなかなか良い感じのお店でした。
店内も落着いた雰囲気で、ゆっくり話ながら飲むにぴったりの場所です。
W杯観戦の為に大型TVを設置されてましたが、時間も遅くなるので試合自体はホテルへ
戻って観るはず、、、でした。

ところがここで在越歴の長い日本人のお客さんからワイン片手にこれまた色々と面白い
話を聞かせて頂くうち、気が付けばデンマーク戦がスタート。
常連客らしい日本人の方も集まってこられ、そのまま皆で盛り上がって応援しました。
いや~日本も勝って楽しかったです。皆さんいっぱいワイン頂いてすみません。
ありがとうございました。

ホテルにチェックインしたのはなんと4時前・・・。

▼かくして翌朝は廃人1号のできあがり。
我ながら太田胃酸とバファリンを駆使しつつ、よく朝イチから営業へ出かけたと思います。

体調が戻って昼食は、昨夜一緒に応援した日本人の方が経営されるする鍋料理のお店・
「Doragon Hotpot」へ伺いました。
味噌ラーメン定食を頂きましたが、これもウマかった~。今度はぜひ鍋を頂きに行きます。

色々出会いもあり、日本も勝って楽しい一夜でした。
上記のお店、みんなオススメですよ。ホーチミンに行かれる際にはぜひ行ってみてください。

■ K-CAFE
   74A4 Hai Ba Trung St., Dist.1
   08 - 3824 5355

■ Cafe Bar Kesera
   26/1 Le Thanh Ton, District 1
   08 - 3827 0443
   http://www.keserakesera.com/

■ Dragon Hotpot
   122-124 Ho Tung Mau St., Dist.1
   08 - 3915 1001
   http://www.vietnam-sketch.com/restaurant/1387.html

頼むでしかし [こんなん見つけた]

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いや~オランダ戦、残念でしたね~。
シュートを決めたシュナイデルも見事でしたが、川島も反応してただけに、、、
ボールがほとんど回転してなかったので、手元で方向が変わったのでしょうか。

善戦しましたが、しかし、負けは負け。
あの状況から勝ち点3をしっかりもぎとっていったオランダとの差はまだまだ大きい!
がんばれ!ニッポン!

そして、俺。


・・・ところで、なかなか思い通りに事が運ばない今日この頃。
このオランダ戦の前にも意外な試練が待ち受けていました。

毎土曜日の夕方7時過ぎはひびすけの塾の迎えにオーチャードまで行くのですが、
この日は7:30に始まるオランダ戦に間に合わす為、7:00ピックアップ→7:20にはTVの前
着座を目指し、家庭内であらかじめ徹底を図っておりました。
かなり余裕を持って家を出ましたが、とくにマリーナのカジノがオープンしてこの方、夕方の
ECP(East Coast Park Highway)が混むので、別のNicol Highwayへ向かうとその手前
でも大渋滞。
その後、あらゆるルートを試すもことごとく渋滞。嫌な予感を胸に最後のルートをゆくと、
軍隊が道を閉鎖中。。。
理由を聞いても、ただただ「キャノ」*との返事。 *注:Can not

息子を向かえにCityに行かにゃならんのにどうしてくれるんだ、と食い下がると、

「ECPへ回れ。」

ええ?あんなに混んでるのに?
仕方なくECPへ行きましたが、案の定大渋滞。
忌々しく思いながらも、この調子では迎えに行っている余裕はもうない。
非常事態につき、やむなくひびすけはMRTで自ら帰還する事になったのですが、車は
既に市内を迂回せねばならない地点まで来てしまっておりました。

ええい、くそ!と市内をしばらく進んだ後、家路へ向かう幹線道路でついに車の列が
フリーズ。全く動かなくなってしまいました。
訳が分からずイライラしていると、反対車線に突然、

大型戦車(!)が姿を現しました。   何で?

呆気に取られていると、次から次へと来るわくるわ、装甲車や戦車が一般道を結構な
速度で走行!しかもキャタピラー!
ここでようやく事態を理解。

クーデターだ!
んな訳ない、8月に行われる独立記念日パレードのリハーサルだ。


「ほぉぉ!すげえなあ。」 (見とれる私)

・・・いや、いかんいかん!オランダ戦あと10分で始まるがな!

しかしその後もなかなか途切れない戦車の流れ。
戦車からは、車体と同じ色に顔をペイントした兵士が銃を構えています。


「うわぉ。何か昔作ったプラモデルみたいやなあ。」 (感心する私)

・・・いやアカンがな!オランダオランダ!

もうイライラは最高潮。しかし状況が状況だけにクラクション鳴らして車ごとふっ飛ばされる
訳にもゆかず、そうこうするうち、車内のデジタル時計は無情にも7:30を表示するのでした。
まさか、この時間にクルマの中に居ようとは。

その瞬間驚いた事に、自分でも全く驚いた事に、口を付いてでた言葉は、


「頼むでしかし!」


いやはや、何でしょう。これは。
普段まったく口にする事さえない、やっさんのあの名言が今この場で出てくるとは。

7:30についぞ間に合わなかった喪失感、ここシンガポールで政府がらみのイベントに
どう足掻いても無駄という諦め、やり場のない怒り、そして子供の頃よくTVで見た
やすきよの漫才が私の中で渾然一体となり、最終的にこのフレーズに到達したものと
思われます。

うーん、しかしながら恐るべきナショナルデーパレード(NDP)リハーサル。
土曜の夕方、しかも一番込み合う時間帯に、地域住民へのNOTICEいっさいなしに
道塞ぐか。(あらかじめ言ってくれよ!特に道閉鎖してた兄ちゃん!)
まあ、軍隊の装備なので分からんでもないが。

最終的にTVの前に着座できたのは、駒野選手の負傷のかなり後でした。
え~ん。

え~ん。

音楽とのめぐり合わせⅢ、そして進む世の中 [オンガク]

New Radicals.JPG

さてさて、またまたご無沙汰です。

最近は北京に行ったり、日本へ行ったりで、、、。
「忙しいと書いて心を亡くす」と言いますが、どんなに忙しくても、目先の事だけに
とらわれて大事なものを見失ってはいけませんね。
人間追い詰められると、とかく自分の事だけを考えがちですが、周りに気を配ったり、
感謝の気持ちを忘れない事で結局は全て自分に返ってくる。
そんな風に思う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ところで唐突ですが、先日久しぶりに
「音楽との偶然のめぐりあわせ」がありました。
このシリーズ(?)もついに第3弾。

ラジオなどで聴いて、気に入っているのに誰のなんという曲が全く分からない。
なので調べる術もない。特に英語の曲なんて口ずさんでも余計と分からない。
そんなままになっていた曲に、ある日ふとした事で偶然めぐり合うことがあります。

日本出張のためチャンギ空港T3の中を歩いていた時のこと。
とある高級時計店の前で数年前から謎だったあの曲が突然耳に飛び込んで
きました。おお!これはきっと、、、、すかさず店内に入る私。

店員: 「お客様、何かお探しでしょうか?」
私:   「今かかっているのってCDですか?」
店員: 「???。どんな時計をお探しですか?」
私:   「いえ、今かかっている曲のタイトルを知りたいんです」
店員: 「??。。。あいにくボスは外出しておりまして。」
私:   「今、何つった?」

微妙なやり取りの後、イケメンの店員さんは笑顔で店の奥に消え、自分の名詞に
曲名を書いて渡してくれました。この曲ずっと探してたんです、とお礼を言うと、
あなたは今日ラッキーですね、と。

以前ならその名詞を持って後日HMVにでも行くか、Amazonで購入という事になる
のでしょうが、今回はその場でiPod Touchを空港Wi-Fiに接続、iTunesでその曲を
購入しました。
即、日本へ向かう飛行機の中で楽しめた、という訳で、、、
なんか、AppleのCMみたい?(違)

いやあ、世の中進んでますわ。
少し前なら、外出先で偶然知った曲をその場でネットでダウンロードし、数分後には
手持ちの音楽プレーヤーで聴けるなんて、想像もしてませんでした。

え?探していた曲ですか?

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"You Get What You Give"
New Radicals

どこか、大好きなシンプルマインズのジム・カーを彷彿とさせる情熱的なボーカル。
このポジティブなメロディ、結構好きなんです。

闘い続ける者たちに [本]

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小宮良之さんの「アンチ・ドロップアウト ~簡単に死なない男たちの物語~」を
読みました。

親子共にお世話になっているGlobal Football Academyを通じて、元Jリーガーを含め
プロサッカー選手の方々とお話する機会があります。
彼らを見ていて思うのは、プロのアスリートとは本当に厳しい世界に生きる人達だなと。

大半の選手は1年契約。そしてフィールドでの結果が全て。
来年の、時には明日の収入の保証はない訳です。実力はあれど監督の構想やクラブの
事情によって突然戦力外となる事もある。そして、ケガのリスクや序々に忍び寄る加齢
との戦い。

好きな事をやっているとは言え、我々日本のサラリーマンに比べれば遥かにリスキーな
職業です。

それでも、その好きな事を追い求める為に、日本を飛び出して海外で活躍する選手たち。
実際の彼らは実に飄々としていて逞しいのですが、その表情からは今も好きなサッカー
を続けている充実感、常に上を目指し続ける姿勢、そして日本では決して得られなかった
であろう人生の財産を得ている事が伺い知れます。

そう考えると、サッカー選手にとっての「成功」とは、あながちJ1チームチームで活躍したり、
代表チームに呼ばれたりする事だけではないのではないか。
ビジネスマンの世界がそうであるように。

この本はそんな現役続行にこだわる、文中の表現を借りれば「語れる物語のある」10人の
プレーヤーのドキュメンタリー。
我らがGFAのコーチ、金古聖司選手も紹介されています。

彼らを応援していますし、いつまでも我々のあこがれの職業である、「サッカー選手」で
あり続けて欲しいと思います。



「アンチ・ドロップアウト ~簡単に死なない男達の物語~」
小宮良之 著
ISBN978-4-08-780564-2

日本人とは? [本]

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神戸女学院大学・内田樹教授が書かれた「日本辺境論」を読みました。

海外で生活してみて、改めて「日本人とは?」」について考えさせられる事が多くあります。
特にアジアの諸国と日本は歴史的にも深い関係がある訳ですが、私がシンガポールへ
来て見て率直に思うのは、

①よくもまあ、この暑い南方の果てまで攻め込んできたものだ。。。
  (我々が知る温厚でシャイな日本人と、当地で行った戦争行為とのギャップ)
②一方で、圧倒的な「日本製」への信頼感。
  (市民権を得ている自動車や電気製品、アニメ、、、どうしてここまでの地位が確立できたのか)
③外交面では、依然として世界の中で薄い存在感。
  (はっきりとした意見を示せない。右へ倣え。)

ところが、「日本人とはこういう民族だ」とはなかなか端的に言い表しにくい。
このうち、特に②と③についてこの本は深い知見を与えてくれます。
大和時代から、中国に対する辺境国であった日本、しかしそれが故に「学ぶ」という事について
最も効果的なシステムを生み出す事ができたという辺り、非常に興味深いです。

ならば「とことん辺境で行こう」、と筆者は言われる訳ですが、個人の側面でも「辺境的」に
なってはいけないな、と思う今日この頃です。

日本辺境論
内田 樹 著
ISBN978-4-10-610336-0

ユニバーサルスタジオ・シンガポール [おでかけ]

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先日、ユニバーサルスタジオ・シンガポールへ行って来ました!
一大レジャーランドとして再開発が進むセントーサ島に、Resort World Sentosaの一部として
3/18にオープン。シンガポール初のカジノも隣接しています。

実は、オープン当初は間違いなく大混雑するだろうし、まあ半年くらい待ってから行くかなと思って
いました(常夏の国で長時間アトラクションを待つ勇気なし)。
ところが、オープン初日(平日だ)に行ってきたというローカルスタッフ曰く、

「ぜーんぜんすいてて、待ち時間なんておまへんでしたで」

との事。なぬ?何で?

何せシンガポールに初めてオープンしたメジャーテーマパークなだけにスタッフがまだ一度に
大量の入場者を裁ききれないため、現在は入場者数を3千人~4千人に制限しているとのこと。
加えて最終的には合計24になる予定のアトラクションの内、4つがまだOPENしていない事も
客足を躊躇わせている背景のよう。
なーんだ、そうか。という事は日本人学校が春休みの今がチャンスかも!、とばかりに私も平日
休みを取って行ってきました。
(だってほら、我々駐在員が新しくできた観光名所をまさか知らないとは言えないぢゃあない
ですか)

お馴染みのオブジェがあるエントランスから入ると、、、
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ローカルスタッフの言った通り、園内はガラガラ。
まず最初に「Revenge of The Mummy」に行きました。

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古代エジプトの建物の中をコースターで走るちょっとコワいアトラクション。
ここも待ち人ゼロ。

建物に入ってからコースターの発車地点まで延々と薄暗い建物の中を迷路のように歩くの
ですが、何と途中に一切スタッフの姿なし。他に人もいないので、ウチ家族だけがお化け
屋敷を歩く探検隊のような感じに。最初は元気いっぱいに歩いていた子供達も、

「お父さん、先に行って~」

途中の進行表示もあいまいなので、最終的に我が家はアトラクションの中で道に迷い(!)
出口へ出てしまったのでした。

出口のスタッフ: 「はーい、出口こちらで~す」
私        : 「あの、、乗り場はどこでしょうか」

かくしてコースターに乗り込む頃には恐怖と喪失感で子供達はほぼ半泣き。
アトラクションそのものもコワいが、それに至る道程でも恐怖を味あわせる。
さすがです。

他にも、

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ジュラシック・パーク。急流すべりやキャノピーフライヤー。

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日本でもお馴染みの「WATER WORLD」

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某社提供の大型コースターは残念ながら臨時停止中。
家内の知り合いで恐怖系コースター好きの人曰く、「今までで一番コワかった」らしいので
期待していたのですが、、、
スタッフに理由を聞いたところ技術的な問題で、との事。もともとコワいアトラクションなだけに
技術的問題とは微妙です。

日本ほど大きくなく、狭い園内(もともと小さな島ですから)ですが結構楽しめますよ。
シンガポール駐在中の日本人の皆様、入場制限中の今がチャンスではないでしょうか。
駐車場も巨大で十分停められます。(1日停めてもMaxでSGD20)
料金は、

週末: 大人SGD75/子供SGD55
平日: 大人SGD66/子供SGD48 
→一部アトラクションが未公開なので、SGD60のバウチャーが貰えました。 

【ご注意】
入場者制限中につき、現在当日券は現地で販売されておりません。
全てネットなどで前日までに予約が必要だそうですのでこれから行かれる方はご注意を。
最新情報は下記にてご確認ください。
http://www.rwsentosa.com/language/en-US/Attractions/UniversalStudiosSingapore


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