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サッカーにできること [サッカー]

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去る4/2土曜日、中田英寿氏率いる「Take Action」、アルビレックス新潟シンガポール、
そしてSリーグ主催による震災チャリティマッチが開催されました。
震災後、シンガポール側からの要請に中田氏が即応、プレスリリースから僅か1週間
程で実現した試合。我が家も少しでも貢献すべく(!)、一家揃って観戦してきました。
(Tさんファミリー、お世話になりました)

試合はTake Action&アルビ新潟S+シンガポールで活躍する日本人選手で構成
された混合チームとSリーグ選抜チームの対戦。
Take Actionには中田氏を始め、前園真聖氏、北澤豪氏、沢登正朗氏の元日本代表
選手、そして何と言っても我らがGFAのコーチ陣、中村彰宏選手、金古聖司選手、
新井健二選手、川辺隆弥選手、秋吉泰佑選手が揃って参加とあって大いに盛上がり
ましたね。

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中田氏は「今でも現役で十分いけるんじゃないの?」という風格溢れるプレー。

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見事なボールコントロールから、豪快に1ゴール!

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中田氏と握手する中村選手。そして金古選手。貴重なショットです。
GFAコーチ陣は皆良いプレーをしてました。

「Take Action」の名の通り、サッカーを通じて出来る行動をすぐに起こしている所は
さすが。中田氏が試合後のインタビューでも語ってましたが、彼らの呼びかけに賛同し、
あれだけの人々が会場に足を運ぶという「行動を起こした」事が重要なんだ、と。
会場に来た人達同士が日本への想いを共有しましたし、そこからまた何か出来る事
が生まれるかも知れませんね。
あの場の大きなうねりの中で、こうして人を繋げるサッカーの力を改めて感じました。


東急カップ ~ ポジション考 [サッカー]

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昨日、毎年恒例の東急カップが開催されました。
ひびすけもU12-Bで頑張ったようですが、残念ながら予選敗退となりました。
例によって父は応援してやれませんでしたが、これからの練習でまた頑張るしかないね。

今年のGFA U-8は、

Aチーム: 優勝
Bチーム: 予選敗退
Cチーム: 予選敗退

私は予選途中までBチームを担当、その後金古コーチ(タンピネスFC)のAFC遠征に伴って
Aチームを引き継ぎました。

まず優勝したAチームのみんな、本当におめでとう!
今大会から8人制が導入されてよりスペースが生まれる中、金古コーチが敷かれた1-4-2の
システムがピタリとはまり、サイド攻撃でチャンスを量産しました。
予選4試合と決勝2試合を通じて計36得点かつ無失点での優勝は、恐らく私が記憶する限り
過去最高の戦績とちゃうかな?決勝T、特に準決勝では疲れからか前半やや苦戦したため、
相手との相性や選手の状態に合わせて、その時点でのベストと思われるポジション編成に
変更しながら戦いました。
決勝では自陣でボールを奪ってから4本連続でパスを繋いで得点するなど、一つ二つ上の
年代のようなプレーも飛び出してましたね。全てのポジションの子達が、それぞれに見事に
役割を果たしてくれたと思います。Congrats!

Bチームについて、今回は元々Bを最後まで担当する予定だったので私なりに相当気合を
入れて臨みました。今大会が最後になる子も3人いたし、できれば予選最終戦まで一緒に
戦いたかったですね。
それにしても、相手チームのAクラスと当たる厳しい状況の中、選手達は本当によく頑張り
ました。特にGFA S'pore戦では相手のファウルに負けず、素晴らしいプレーを見せてくれ
ました。得点シーンの時は嬉しかったですねえ。
初戦と3戦目の不運な失点がなく、かつチャンスにもう少し決めれていれば、予選突破する
可能性は十分にあったでしょう。でもこれがサッカーでありスポーツ。「もしも」はない。
負けて悔し泣きしている子もいました。その真剣さいつまでも忘れないで欲しいし、それが
彼らのこれからに必ず活きてくる事を信じています。
2年生はU-10で、1年生は来年チームを引っ張る立場として。

Cチームは幼稚園児で構成した実態はU6の「若い」チーム。
私は応援できませんでしたがこちらもお兄ちゃん相手に善戦。引分け2つは立派です。
幼稚園児の子達だけで参加したのは恐らく初めてでしょうが、この経験は今後大きいと思い
ますよ。新年度も思い切りサッカーして欲しいです。

ところで、
よくU8の年代ではポジションなど関係ないような見方もされますが、全くそんな事はなくて、
選手の特性を考えつつ、ポジションや起用方法について我々コーチも相当頭を悩ませます。
やっている事は他の年代とほとんど変わりありません。
特に3大日本人大会では、「勝負にこだわる」事を通じてしかできない事を選手にも経験して
欲しいとの思いから、あえてチーム方針として結果を追求する布陣を選択しています。
選手に「勝とうぜ」と言う以上、コーチも勝つことに真剣です。
その中で、チーム事情によって選手の希望とは異なるポジションについてもらう事もあるし、
特に希望者の少ないGKに至っては止む無く普段経験のない子にやってもらう事もある。

ただ当たり前ですが、

・どのポジションもとても大切なこと、
・ポジションを決める際には、「この子ならそこでやってくれる」という期待と信頼を
 全ての選手に込めていること、
・そして与えられたポジションで全力を尽くす事にも大いなる意味のあることを、

いつか将来子供達にも分かってもらえればと、オジさんコーチは思っています。

今すぐにとは言いませんので(笑)。
いつか。


いつかね。


結果はそれぞれありますが、みんなのサッカーはこれからも続きます。
大会も終わり、普段の練習や他の機会では、やりたいポジションや逆にこれまで経験のない
ポジションにもどんどんトライしてもらおうと思います。

・・少し話が反れましたが、
選手のみんな、暑い中お疲れ様でした。
そして毎年ながら大会を運営いただいた東急さん、事務局やボランティアの方々、熱い声援を
送っていただいた父兄の皆様方には頭が下がります。
今年は例年以上に、サッカーと子供達を愛する人々の心で成り立っていることが心に沁みた
大会でした。
子供達に素晴らしい機会を提供してくださって、本当にありがとうございます。

最高の一日 [サッカー]

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2日前の日曜日、、
東急カップ日本人サッカー大会で、我らがGFA(Global Football Academy)がついに!
「全カテゴリー優勝」という快挙を成し遂げました!

日本人サッカー大会はいつもU-12、U-10、U-8と3カテゴリーに分かれますが、これまで
2つ同時に優勝した事はあっても全部というのは非常に難しく、大会前から関係者の間では
「ぜひ狙いたいね」と話合っておりましたが、灼熱のグランドで子供達、保護者、審判などを
サポート頂いた方々、そしてコーチ陣の熱い想いが一つになって、その感動の瞬間はやって
きました。

まずグランド一番奥でU-12の決勝が開始、そしてその隣でなんとGFAのA,Bチーム対決と
なったU-10決勝が少し遅れてキックオフ、そしてその隣のコートで我々が担当させてもらった
U-8の決勝がさらにに少し遅れてスタートしました。

今回決勝までは予選を含め6試合を戦うという過酷な大会。子供達は既に炎天下で100分
を走りきっており疲労いっぱいの状況。ここまでくれば、決勝はテクニックも去ることながら、
勝ちたいという気持ちの強さを競い合う場といって過言ではありません。

実は私達U-8コーチ陣は周りがそんな大変な状況になっているとはツユ知らず、もっぱら
自分達の試合に専念しておりました。
しかし、一番遅れてスタートしたU-8の決勝は運悪く準決勝に続いてPK戦へもつれこみ、
既に優勝を決めた他のカテゴリーの選手や保護者の皆さんが沢山集まって来られ、場は
相当緊迫した状況に。
最後にGKの子が相手のキックをセーブして優勝を決めた瞬間、皆の喜びが爆発したの
ですが、色んな人がくしゃくしゃな顔で「〇×△□#?$!」と握手してくださるではありま
せんか。もちろんU-8の優勝は最高に嬉しかったのですが、おや?何やらいつもと状況が
違うぞと思っていたところ、序々に状況が掴めてきたのでした。

・・てことは、あそこで負けていたら全カテ優勝はなかった?う~ん、そんなに恐ろしい状況
になっていたとは。正直、

「マジ勝ててヨカッタっす。」

子供達、本当にありがとう。

私達が担当したU-8は、春、秋の日本人大会も優勝しているのですが、日本への帰国や
退団でレギュラーの内7名がチームを去りました。にも関わらず、残ったメンバーや新加入
のメンバーで本当にその穴をよく埋めたと思います。
しかも、今大会を最後に更に3名の子の帰国が決まっており、何としても皆で優勝して
良い思い出を持って帰ってもらいたかった。
みんな、1人としてサボらず、暑い中必死でボールを追いかけました。
1人で6点を叩き出したK君をはじめ、DF陣の出来も素晴らしかったと思います。
準決勝、決勝はPKとなって気を揉みましたが、GKのY君が春に続いてスーパーセーブを
連発!2度も顔面でゴールを死守してくれた時は、正直涙が出そうになりました。
途中で、退団した元エースのS君が応援に来てくれたのも嬉しかったですね。

2008年度、日本人大会で1勝もできなかった子達は本当に逞しくなって、春、秋、東急
3連覇を成し遂げてくれました。
みんな、本当にお疲れさま。コーチとしても誇りに思います。
2年近くに渡って一緒にボールを蹴ってきた仲間がまた居なくなるのは淋しい限りですが、
またどこかで会える事でしょう。ここでの思い出を大切に、次のステップへと進んでくれれば
と思います。

父兄の皆様、ご支援頂いた皆様、コーチの皆様、本当に有り難うございました。

「みんな、生き生きしちゅうのお!」 by龍馬

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GFA合宿 2010 [サッカー]

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この土日はGFA(Global Football Academy)の合宿でした。

保護者主催で毎年恒例となったこの合宿、今年も約60名ほどの子供達が
参加して「Singapore Sports School」で無事行われました。

子供達にとっては楽しみな合宿。
もちろん、ひびすけも大きなバッグを担いで参加。
当日発表となる部屋割を気にしたりしておりました。

土曜日は午前に練習、午後にミーティングをはさんで夕方2回目の練習。
更に高学年は夜にもDVDを使った練習が用意され、結構ハードです。
そして日曜日午前には合宿に参加できなかった子達も一緒に練習、
最後はポカリスエットで乾杯して解散しました。

この合宿では6年生から1年生まで縦割りに7班が編成され、上級生が
下級生の面倒を見るという仕組みがとられています。
これがとても素晴らしい。
6年生に引率されて1年生がトコトコと食堂に向かう姿などはとても微笑ましく、
上から下までそれぞれの年代が、集団行動とは何かを学ぶ良い機会です。

私にとっても、この合宿からコーチをスタートして、早いものでもう4回目。
ミーティングでは「強いチームになるには何が必要か」というテーマを学年毎に
話し合って発表を行いましたが(1年生でも)、以前担当した子供達が今は
6年生になってとてもしっかりとした発表をしているのを見て、子供の成長を
実感しました。

いつもながら、海外の地で60名もの子供達の合宿を企画運営するのは
本当に大仕事です。
今回も素晴らしい準備をして頂いたお世話係の保護者の方々には、心より
感謝申し上げます。お疲れ様でした。
今回はスイカ割り大会まで企画され(!)、子供達もおおはしゃぎでした。

さあ、GFAの新年もスタートです!

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プロ魂 [サッカー]

最近忙しいのにかまけてま~ったく更新ができておりません。
この間、日本へ行ったり、フィリピンへ行ったり、いつものベトナムへ行ったり。
色んな人との出会いや心に残る出来事があったのに、フレッシュなうちに記せずやや残念。
どんなに忙しくてもきっちりアップする人はいますからね。
まだまだ時間の使い方がなってないという事か。
・・・筆不精。

ところで去る日曜日、久々のSリーグ観戦に行ってきました。
首位を走るSAFと2位に浮上したタンピネスの直接対決。
GFAでもお世話になっている中村選手、金古選手、新井選手、深澤選手4人のサムライが
揃うとあって、ひびすけも「絶対行きたい!」と二つ返事。

先日のリバプール来星の事もそっちのけでこちらを書くのは、、、
この試合で、これまで怪我で戦線を離脱していた中村彰宏選手が見事復活を果たしました。

Nakamura-san.JPG

ベンチ入りするらしいとは聞いていましたが、開始早々SAFに2点をリードされた状況からか、
前半途中からついに出場。

この日の彼のプレーに、私は強い感銘を受けました。
タンピネスの誰よりも勝つという意欲、思いが前面に現れていましたね。
特に、交替早々見せた相手への派手なスライディングタックル。
見ているほうがハラハラしましたが、靭帯損傷からの復帰だけに本人も内心恐怖心を抱えていたに
違いありません。
それを自ら跳ね除けるかのような果敢なプレー。普通なら様子を見ながら大事を取る所です。

彼が入ってから、タンピネスは明らかに別のチームになりました。
そして、左からの低いクロスに見事に合わせたゴール!
まるで彼の勝利への執念が呼び込んだような得点でした。

彼自身がGFAの子供達に熱く伝えている、「メンタル」の重要さを体現していたと思います。
強い執念で諦めずに戦っていると、必ず何かが転がり込んでくる。
彼がこの異国の地でローカルチームから次々とオファーを獲得、それぞれのチームで地位を確立
しながらプレーし続ける所以が理解できました。

どんな状況でろうが、試合に出る以上はベストを尽くし勝利を目指す。
当たり前かも知れませんが、彼のプレーにプロ魂を見せ付けられた思いです。
そして、同様に見事な仕事をしていた金古選手、新井選手、深澤選手にも。

自分もその道のプロとして、恥じない仕事をしているか。
改めて考えさせられた日でした。


・・・ちょっと褒めすぎましたね、中村選手(笑)。

こんだけ言っときながら今シーズン、チームとしては私、SAFを応援させて頂いております。
(チャイマン後援会長につき悪しからず)

もちろん、日本人選手はみんな応援してま~す。


ひびすけもこの日、技術以上に大事なことを少しでも感じ取ってくれたでしょうか。

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日本人サッカー大会 [サッカー]

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昨日は日本人サッカー大会でした。
GFAからも小学生の部に6チーム、一般の部に3チームが出場。
しかもなんと、今年はGFA親父連合からも華麗、かついわくつきのチーム名「SWANS」を
冠した2チームが登録!
結果やいかに・・・? これはまた別途書きたいと思います。

▼小学生の部ですが、今年はGFA代表の中村さんと一緒にU-8のAチーム(2年生主体)を
担当させてもらいました。

このチームの大半は、昨年Bチーム(1年生)の頃から担当させてもらっている馴染みの
ある子ばかりで、昨年は2年生相手に苦戦が続いていただけに、今年は何としても勝た
せてやりたいと思っておりました。今年は新たにU-6から上がった1年生3人も加わり、
なかなか個性豊かな、かつ強力な布陣になってきていたので、コーチ陣も密かに期待
して試合に臨んだのですが・・・

▼結果は・・・見事「優勝」!
パンパカパーン!おめでとう!

試合内容を振り返ってみると、

・1回戦 vs FCジプンヒタム (5-0)
  →開始早々に1点を取り波にのりました。この1点は大きかったと思います。
    パスもよくつながり、サイド攻撃から流れの中できれいに得点するなど
    形的には一番良い試合でした。

・準決勝 vs アルビレックス (0-0 PK3-2)
  →今回最大の山場でした。
    相手も強敵。実力的にはほぼ互角ですが、ボールの支配率はややこちら
    にあったと思います。ただ絶好の機会を逃すなど得点できず、PK戦へ。
    今回からキーパーを担当してくれた子が見事に止めてくれ、辛くも決勝
    進出となりました。

・決勝 vs ドラゴン45 (4-0) 
  →今年新調した黄色いユニフォームで気合いを入れて登場。
    前半は攻め込みながらも0-0。しかし内容や個々の力から見ても、後半は
    必ず点を決めてくれると信じていました。
    期待通り後半開始しばらくして1点、そして続いてすぐ2点目を決めた
    事が大きかったですね。
    終ってみれば、4点取っての快勝でした。

3戦を戦って9得点、無失点は立派な成績です。
このチームは攻守に非常にバランスが良く、攻撃陣もよく点を取ってくれましたし、守備
もボランチを含め良く声を掛け合ってバランスを取り、全く危なげのない守りだったと
思います。結果としてはそれぞれのポジションが期待に沿った、あるいはそれ以上の
活躍をしてくれました。
1点、キーパーを誰にやってもらうのかがポイントでしたが、急遽頼んだY君が非常に
良い活躍をしてくれ、チーム全体の安定度が大きく増しました。

昨年Bチームで日本人大会通算1勝も出来なかった子達は、初勝利どころか最高の形で
リベンジを果たすことができました。本当に逞しくなったと思います。
昨年は「とくかく集中してボールを追う」事をテーマにやってきましたが、今はそれは当然
の事として、その上でポジション毎の仕事、更にはスペースを意識した動きが序々に
できるようになってきている。
見ていて本当に嬉しく思いましたし、何より彼らの満面の笑顔が見れて、コーチとしても
最高の1日となりました。
子供達、応援頂いたご父兄の方々、そして中村コーチに感謝したいと思います。

このチームはまだまだ強くなれます。
特に、準決勝のような強いチームと戦った時にも、初戦のように落着いてスペースに
ボールを早く動かす形が作れる意識やそのための技術を養っていく事が、更にステップ
アップする為の今後の課題でしょう。
また、次回から気を引き締めて頑張りたいと思います。

みんな、本当におめでとう。
これからも頑張ろう!

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鹿島アントラーズ in Singapore! [サッカー]

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▼去る4/7、AFCチャンピオンズリーグ・予選グループGの第3戦を戦う為に、
Jリーグチャンピオン・鹿島アントラーズが来星しました!
前戦の韓国チーム(水原)は主要選手を外しての来星でしたが、今回の1戦で
上位確保を狙う鹿島はほぼフルメンバーです。

向かえ打つのは、Sリーグチャンピオン・SAF(シンガポール・アームド・フォーシズ)。

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以前紹介した通り、ここには我らがGFAの深澤コーチ、新井コーチが所属して
います。深澤コーチ、爽やかな笑顔です。
しかしSAFはこの大事な1戦の前に、守備の要である新井選手、中盤の要
ウィルキンソン選手(10番)をケガで欠いてしまいました。
どうするSAF!?

ここはもう家族総出で応援せねば。

え、どっちを?
そらもうSAFに決まってるぢゃあないですか!
鹿島に特にしがらみのない我が家(ガンバファン)は迷わずSAF側スタンドに
席を陣取ったのでした。

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試合前に、長身FWデュリッチ選手と小笠原選手がペナント交換。
デュリッチ、デカいなあ~。

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試合後の飲み屋をどこにするかモメる、いや違いました戦術を確認しあう
マルキーニョス選手と小笠原選手。本山選手、曽ケ端選手も見えます。

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そしていよいよKick off!

▼かなりの苦戦が予想されたSAF。立ち上がりから一方的に鹿島に攻め込まれ
ます。やはりかなり厳しいか、、、と思いきや、今日のSAFは素晴らしく気合いが
入ってました。
全体的にはボールを支配されるものの、深澤選手を中心とした中盤からの激しい
プレスでボールを奪い、技巧者チャイマンを基点に、ラティフ、パクらが好機を作り
ます。手に汗握る展開になりました。
前半でもデュリッチがあわや、というシーンが2度ほど。

ところが、前半23分に本山選手が野沢選手からの右クロスにきれいにボレーで
合わせて先制(0-1)。

しかし、その3分後。
チャイマンの左CKに右から攻めあがったDFハフィズがヘッドで合わせて
同点ゴール!!!!!!!!!!
もうSAF応援席は大興奮!

そのまま時間が経過し、何とかこのまま前半終了してくれ、、、と祈っていた43分。
カウンターから攻めあがった内田選手に左サイド(!)から流し込まれ1-2。
内田選手って右サイドバックでっせ。
その前がSAFの流れだっただけに本当に惜しい失点。
最初は3対3くらいだったと思いますが、ぽっかり空いた中盤のスペースに
SAFの中盤選手が戻りきれませんでした。

そして、後半開始2分後にもマルキーニョスのドリブル突破から大迫選手が
ヘッドで3点目。前半の緊張感がウソのようなゆるいプレスでした。
展開としては一番危険な時間帯、前半終了間際、後半開始直後に失点を
許してしまった事が響きましたね。

▼ところが、後半11分。
パクがペナルテーエリア内で内田選手に倒されSAFのPK!

おおお、来た来た来た来た!
これが決まれば2-3でまだまだ展開は分からなくなるぞ。

ボールに近寄るチャイマン。
よしよし、彼ならきっと決めてくれる。

あれ?あれれ?
ところでデュリッチも歩いてきますけど?
ひょっとして?デュリッチが蹴る?
あ~、あきまへんで!何か外す雰囲気充満してまっせ!
あかん、あかんて!!

バコ。

・・・かくして会場の8割の人が持ったであろう嫌な不安を裏切らず、ボールは
見事曽ケ端選手によって弾き出されてしまったのでした。
普段は決める選手なんでしょうが、残念ながらこの日の彼にこれを決めそうな予感は
なかった。
ここもこの試合の大きなターニングポイントでしたねえ。。

Kashima_7.JPG
しかし嫌なムードを振り払うかのように80分には、ケガを押してDF新井選手が
ついに登場!何度もCKやFKで攻め上がりました。
ただ、キッカーはもう少し彼が準備できてから蹴ってあげてほしかったですね。

その後ロスタイムに自殺点も献上し、結果は1-4で終了しました。

▼結果は負けてしまいましたが、でも。
SAFには本当に感動と元気を貰いました。
特に前半、Jの王者を相手に一歩も引かず対峙する姿は今年最大の興奮をもたらして
くれました。

まずはやはりなんといっても深澤選手。
運動量、スピード、テクニック。どれもキラキラに光ってました。
やはり全国高校サッカー優勝、18歳でマリノス入りした実力は伊達じゃない。
特に何度か中盤で相手選手に囲まれながら、見事なボールコントロールで
かわしていく姿にシビレました。
いつもより前目でプレーしてくれたのも嬉しかったですね。
個人的にはああいう深キョンが、今後も是非見てみたいです。
J1チームとの対決にはきっと特別な想いがあったでしょうが、まったく引けを
とらないプレーでした。

そして、チャイマン選手。
さすがはタイが誇る天才、03年ACLのMVP男。
相手のプレッシャーを受けながらでも、ワンタッチでボールをコントロールして
前を向いてしまう上手さ。スタミナ、プレスキック。どれを取っても最高でした。
ハフィズの同点弾を生んだCK、前半のデュリッチとGKとの1対1を演出した
右サイドからのカーブのかかったパスには思わず鼻血が出そうになりました。
次は絶対PK蹴って。お願い。

それからパク選手。
やはりこの人も上手いですね。技術がしっかりしているし、J選手相手にも
ドリブルでかわしてクロスをあげる力がある。
鹿島にも韓国のパク選手がいたし、負けたくなかったことでしょう。

そして、闘魂を見せてくれた新井選手。ケガでフル出場できなかったのは
本当に悔しかった事でしょう。是非ケガを治して、カシマスタジアムのゴール
にヘッドを叩き込んできてください!

最後に、前線で身体を張ったデュリッチにも。

本当に「ありがとう」と言いたいです。
こんなに手に汗握る試合は久しぶりでした。
アウェーでも大暴れしてもらいたいです。

Kashima_8.JPG
お疲れさまでした。。。

▼ところで今回の試合前日には、会場となったジャランベサールスタジアムで
鹿島の公開練習が行われました。
元鹿島で現在はSリーグのタンピネスローバーズで活躍する金古コーチの粋な
計らいで、GFAの子供達も特別に練習を見学させてもらいました。
ここの子達に取って、Jのトップ選手を間近で見れる事は本当に貴重な事です。
ひびすけも、マルキーニョスや内田選手、小笠原選手のサインをもらい嬉しそう
にしていたようです。
鹿島の選手達の対応は素晴らしかったそうで、あやうく我が家もあっさり鹿島
ファンに鞍替えしてしまうところでした。
金古コーチ、子供たちのために有難うございました。

次も頑張れ、SAF!

祝 ACL初出場決定! [サッカー]

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いやあ、良かったですね~!
SAFFC(Singapore Armed Force Football Club)、
シンガポールのプロチームとして初のACL(アジアチャンピオンズリーグ)出場決定です。

今日はACL出場権を掛けた東地区のプレーオフ。
昨年S-LEAGUE覇者のSAFFCとインドネシアの強豪・PSMS-Medanが激突しました。

SAFにはいつもGFAでコーチをして頂いている、アラケンこと新井コーチ、フカキョン(ん?)
こと深澤コーチが所属しているとあって、仕事を早めに切り上げ、Jalan Besarスタジアム
へ応援に行ってきました!

この勝者が、上海申花(中国)、水原三星ブルーウィングス(韓国)、そして鹿島アント
ラーズ(日本)と同じグループGに入る事が決まっています。
遠く日本を離れた異国で奮闘する元Jリーガー達にとって、J1チームとの対戦はきっと
特別な意味を持つことでしょう。

ぜひ勝って、出場権を得て欲しい。
そして、ここシンガポールで鹿島との対戦もぜえひ見たい。
その想いで、家族総出で応援しました。

結果は延長の末、2-1でSAFFCの勝利!
新井コーチ、深澤コーチ、本当におめでとうございます!

鹿島との対戦は4/7(場所未定)。是非良い準備をして、試合をエンジョイして
もらいたいと思います。
頑張れ、二人のサムライ!

SAF-PSMS2.JPG


「ボールを追う」 [サッカー]

▼今週は月曜にジャカルタへ行き、今日はバンコク。
さっきようやく帰ってきました。今回は故あっていずれも日帰り。
どちらも空港からの移動距離が長いので、身体にはちとこたえます。

▼さて、こないだの日曜日に「東急カップ」という少年サッカー大会がありました。
日本人のサッカーチームで競い合う、年度最後の大きな大会。
この大会を最後に帰国する子がいたり、なぜかこの大会の前にはケガをする子
が毎年いて、その子たちがケガを押して試合で頑張ったりと、毎年悲喜こもごも
なのです。

昨年はU-10を担当しましたが、今年はU-8のBチーム=1年生チームを担当させて
もらいました。
結果は予選リーグ3戦を戦って1分2敗。残念ながら予選敗退となってしまいました。

<1試合目>
 VS ドラゴン45 (0-1)
  相手もきっと1年生主体だったでしょう。
  殆ど試合を制しながら、カウンター1発にやられました。
  何度かあった絶好のチャンスを決められなかった事が響きました。

<2試合目>
 VS アルビレックス (0-0)
  これも相手は1年生チームかな。
  こちらは初戦以上にこちらのペース。殆ど相手陣内で戦っていたと思います。
  初戦以上に決定機を作りましたが、ここでもなかなか点が取れず・・・。
  最後はケガを押してM君も出場してくれました。

<3試合目>
 VS FCジプンヒタム (0-6)
  ここは明らかに2年生主体のお兄ちゃんチーム。体格もかなり違いました。
  前半ちょっと引いてしまったのか5失点。ハーフタイムにもう一度怖がらずに
  最初の2戦のように頑張ろう、と声を掛けたところ、後半は1失点で抑えてくれました。

▼全体を通じて・・・。
今回本番前にちょこっと練った策が功を奏し、チームとしてはとてもよく回っていたと
思います。実力的には十分2位で予選通過できたチームでした。
しかし、いくら試合を制しても大会では結果が全て。

最初の2戦は前半で点を取れなかった時点で、もう少し布陣で手を打つべきでした。
上手く回っていただけに必ず点が取れると信じていましたが、やはりもう一ひねり
してサポートしてやれば良かったかなと。そのプランも作ってあったのに、結果的に
動けなかった自分に悔いが残りました。
そして最後の1戦。今までとは格の違う相手とやるのにもう少しモチベートして送り出して
やるべきでしたね。後半の力から見れば2-0か、3-0くらいでは終れたかも知れません。

元旦の西野監督のようにはいきませんでした。

▼ただ、今年は5月の大会以降にこの年代を担当させてもらいましたが、子供達は本当に
大きく成長しました。特に後半テーマとして繰り返し伝えてきたのが、

「集中してボールを追う。思い切り蹴る。」

せっかくサッカーをするのだから、自分達のボールにして、楽しくボールを蹴ろう、という事
です。
当初は試合途中で草を摘み出してしまったり、相手がドリブルしてくると道を譲ってしまう、
どちらへ攻めるのか忘れてしまう子、さまざまだったのが、最後には立派な「戦う集団」に
なったと思います。

細かく指示をしたい事は沢山ありましたが、敢えてこのテーマを最後にやり切れるか
どうかに絞って拘りました。その意味では100点に近い出来だったと思います。
混戦でもほとんど負けていなかった。

また口を開けば消極的だった子達も、本当に逞ましくなりました。
試合に出る事にもあまり関心がなかった一人の子を今回先発で起用しましたが、2戦目に
サブに回ったとたん、
「何で僕が出れないの!」
と、真剣な目で訴えてきた時は本当に嬉しく思いました。お前、成長したな~!(涙)

それだけに、今回はどうしても1勝して自信をつけさせてやりたかった。
暑い中みんな良く頑張ったのに、これは色んな意味でコーチの責任、力不足です。
みんな、ごめん。

みんなしっかりボールを追える集団になったので、これからもう少しテクニックや
戦術面を鍛えていきたいと思います。

昨年に続き反省ばかりになりましたが、子供達お疲れ様でした。
また、サポート頂いた他のコーチや父兄の方々、一日中有難うございました。
そして、見事優勝したU-12-A、U-8-A、本当におめでとうございます!
今回で帰国してしまう子達には、貴重な思い出になった事と思います。

これからも、皆の熱いサッカーは続きます。




少年サッカー合宿 2009 [サッカー]

Singapore Sports School.jpg

▼先週末はお世話になっている少年サッカーチーム・GFAの合宿でした。
毎年恒例となったこの合宿、ひびすけも楽しみにしていたようです。

今年は一昨年と同じ、「Singapore Sports School」を利用しました。
主にシンガポールのスポーツ選手育成を目的とした総合施設で、宿泊も含めて各種競技
の素晴らしいファシリティが整っています。

土曜日の朝集合して午前、午後と2回練習、一泊した後日曜の午前も練習して解散、
というスケジュールです。その間皆で食事したり、真面目にミーティングしたりと今年も
充実した内容でした。

▼私は今年は一年生チームを担当。
ヘッドコーチから要求されていた強化テーマは、

「ボールをしっかり止める、思い切りボールを蹴る」。

これを多少アレンジして、私からは子供達には、

「ボールと仲良くなる」 (できるだけ沢山ボールに触る)  

というテーマで伝え、思い切りボールを蹴る、そのためにはまずしっかり止める、という流れで、
普段はあまりできない基礎技術の練習に時間を割きました。

▼大人の目から見ると、例えこの年代の子供でもとかく戦術的な指示を出したくなるのですが、
特に一年生くらいの年代は、

「とにかくボールを追う → 思い切り蹴ってみる → ボールを触る楽しさを体で知る」

この循環が回るようにする事がまず先決だとこの1年で思うようになりました。

▼昨年の夏頃は、一部の子を除いてまだまだボールを追えない、近くにボールが来ても遠慮
してしまう子、ゲームに集中できない子が結構いました。
もちろんそれぞれの性格的な面も大きく影響しているのでしょうが、やる前からできないと
決めてしまったり、消極的になってしまったりしている子が多かったように思います。

ではその子達にボールを扱う技術がないかというと実はそうではなくて、ボールに興味を
持って、あるいは集中してボールを追えていないだけである事が多いのです。

この年代の子には、多少はダンゴになってもいいから、まずは積極的にボールを追い掛け、
沢山ボールに触れ、蹴る楽しさを知って欲しい。

「お前らそんなに固まるな!」

という声が飛ぶくらいでちょうどいい、と思います。
スペースに動いたり、戦術的な習得はそれからでも十分遅くはありません。
それよりも、ボールを追うことが十分に出来ていないと、後の戦術にも大きく影響が出る
でしょう。

▼それを言われてやるのでなく、自然と楽しみながら出来るようにしてやる事が我々
コーチの仕事でしょうね。簡単ではありませんが。
もちろん、今ボールを追えている子には、その次のステップへと進めてやる事も。

長丁場の練習でしたが、子供達はよく頑張りました。
それにしても小さな子達は凄いですね。
教えれば教えるだけ上手くなる、という感じです。

▼昼と夜に行われたミーティングでも、自分達の長所と短所を年代別に分かれて話し
合ったり(一年生も立派に討議できましたよ)、プロコーチから技術や体力だけでは
ダメで、メンタリティが大切であること、その中核となるのが「感謝の心」であることが
熱く伝えられ、子供達も真剣に聞いていました。

▼また、今回も伝統となりつつある(?)各年代縦割りで班構成し、6年生を班長とした
班行動を行う、という仕組みがきっちり行われたようです。
ひびすけの話からも、上級生がよく下級生の面倒を見てくれた事が伝わってきました。
特に5,6年生のみんなありがとう、お疲れ様でした。

▼そして、今回の合宿を企画頂いたお世話係の父兄の皆様、仕事や家事の合間を
縫っての素晴らしい準備、運営に本当に頭が下がります。
子供達にとって、今年も良い思い出となったようです。
有難うございました。

最後に、いつもながら「教える」事によって沢山の事を「教えられている」私。
子供達にも感謝しなければなりませんね。


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